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土. 12月 14th, 2024

【消毒液】台所用洗剤で作れる
アルコールの代わりになる?!中性洗剤に含まれるアレに注目!!

家の中にウイルスを持ち込まないためにはアルコール消毒が有効であると知られています
しかし現在はアルコール類の不足が続き、アルコール消毒液や除菌剤が手に入らないのが現状です
以前紹介した塩素系漂白剤を使った消毒液も同様に消毒が有効的です
ただ、塩素系漂白剤を使った消毒液の場合、非常にアルカリ性の高い製品であり、薄めて使っても変色や腐食を起こす場合があります。また、独特な匂いが気になるというご意見もありました
また、アルコールので消毒の場合も、変色の恐れがあるものもあります

今回は、NHKの「あさイチ」という番組で「石鹸・家庭用の中性洗剤」が消毒に有効ということを聞いて調べてみたいと思いました

なぜ、「家庭用の中性洗剤」が今回のウイルスに有効なのか

新型コロナウイルス(Coronavirus / Novel Coronavirus / COVID-19)は、2003年に流行したSARSコロナウイルスとよく似ているそうです
特徴としては、「エンベロープ」という脂質の膜があり、アルコールはこのエンベロープを壊してウイルスの感染力をなくしています。
そして、SARSコロナウイルスには、中性洗剤に含まれている「界面活性剤」で同じようにエンベロープを壊してウイルスの感染力をなくす効果が確認できたと国立感染研究所が発表しています
今回の新型コロナウイルスでは、まだ実験での確認はされていないそうですが、効果は期待できるようです

「コロナウイルスはプラス鎖一本鎖のRNAをウイルスゲノムとして有するエンベロープウイルスです。ウイルス粒子は直径 約100-200 nmで、S (スパイク)、M (マトリックス)、E (エンベロープ)の3つの蛋白質で構成されています。S蛋白質は細胞側の受容体(ウイルス蛋白質を鍵とするとその鍵穴)と結合して、細胞内への侵入に必要な蛋白質です。コロナウイルスのゲノムRNAは約3万塩基とRNAウイルスの中で最長なのが特徴です。
ヒトに感染するコロナウイルスとしては、風邪の原因ウイルスとしてヒトコロナウイルス229E、OC43、NL63、HKU-1の4種類、そして、重篤な肺炎を引き起こす2002年に発生した重要急性呼吸器症候群 (SARS)コロナウイルスと2012年に発生した中東呼吸器症候群 (MERS)コロナウイルスの2種類が知られています。
今回発生している新型コロナウイルスは、SARSコロナウイルスと同じベータコロナウイルス属に分類され、新型コロナウイルスの遺伝子はSARSコロナウイルスの遺伝子と相同性が高く(約80%程度)、さらに、SARSコロナウイルスと同じ受容体 (ACE2)を使ってヒトの細胞に吸着・侵入することが最近の研究で報告されています。
すなわちSARSコロナウイルで得られた科学的知見を新型コロナウイルスに応用することで、基礎・応用研究を迅速に行うことができ、新型コロナウイルスのウイルス学的特徴を素早く明らかにすることができます。」
(日本ウイルス学会HPより)

ということで、界面活性剤の含まれた中性洗剤ならなんでも良いのかなと思いまして、どんな洗剤が有効であるか調べてみました

感染症情報センターのサイトにによれば
「1:家庭などで使用する際の一般的な消毒薬としては下記のいずれかが推奨される。 (1) エタノール(70~80%) (2) 界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)「おおむね1リットルのぬるま湯に対して5~10cc程度以上の台所用合成洗剤*を加えたもの。」
*効果が確認されているのは食器・野菜洗浄用の家庭用合成洗剤であり、成分として直鎖(ちょくさ)アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ…

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